保育者としてのとしくらさん 独デュッセルドルフのヴァルドルフ園の8ヶ月間(8月?3月)の実習体験レポート。
巻頭にカラー図版(園の内部の撮影においては勇気のいることだったのではと想像できる)、
巻末に15曲のスコアつきです。おやつレシピやおもちゃの作り方、劇の台本、お話など
日本の家庭にそのまま取り入れるのは難しいですが、保育の実際をイメージ出来ると思います。
ハウツー本が溢れ、としくらさんもメディアに多く露出する今、
彼女の出発地点でもある本書を、ぜひおさらいしたいところです。
第1章 環境
第2章 カリキュラム 1年の流れ 一週間のプラン 一日の流れ
第3章 保育の内容 朝の集まり 遊び 音楽 手遊び オイリュトミー
音楽劇(ジング・シュピール)・輪舞(ライゲン) ゲーム 人形劇 おはなし
絵本 絵 おやつ 誕生会 終わりの集まり 教師 シュタイナー教育
おわりに
マニュアルにも ヴァルドルフ幼稚園はどんなところなのか。 目次に紹介されているように、その一日一年を、手遊びやおやつなど、 具体的に紹介している。 ほぼ全頁にわたって、著者の手書きのカットが書き込まれており、 保育者の渾身のレポートと言ってもいい。シュタイナーの名を冠した教育方法に興味があるならば、充分に応える本 であるが、一般の保育書として読むには偏向しているので星ひとつ引く。
夢見るようでした とても優しい色使いの表紙に吸い込まれるように本を手にしました。 とても分かりやすく、実際の幼稚園での様子が文章や柔らかいタッチの絵で描かれており、夢見るような気持ちでふわっと読み終えてしまいました。この本と出会ってから、またシュタイナ−熱が私の中で高まり、早速取りかかれそうなところから手をつけてみました。子どもも『シュタ部屋』をとっても気に入ってくれました。以来私達は虹色の世界で幸せな気持ちになっています。是非手もとにおいておきたい、やさしい1册です。
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